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HENSIVE
包括的歯科診療とは

包括的歯科診療とは What is comprehensive dental practice?

包括的歯科診療とは、歯1本1本や歯茎、といった細かい単位で診療するのではなく、お口を一つの臓器として捉え、総合的に診断・治療を行う、という治療法です。虫歯や歯周病は、お口の機能を障害する疾患です。ですから、これらはお口の機能が正しく発揮されてはじめて、治った、と言えるのです。ただ歯石を取ったり、穴を埋めるだけでは、虫歯や歯周病は「治った」とは言えないわけです。
ですから、お口の中をしっかりと検査し、どうして虫歯になったのか?何が原因で歯周病があるのか?といった原因を追究し、それを取り除く包括的歯科診療こそ、歯を失わないためのより良い選択肢となるでしょう。

なぜ「包括的歯科診療」が必要か

従来の一般的な歯科治療はいわゆる「対症療法」です。穴があいたから詰める、歯石が付いたから取る。それでは根本的な原因は解消されません。歯科疾患に悩まされることなく、長い人生を楽しむには、「なぜ虫歯や歯周病になったのか」を考え、原因を取り除く必要があります。包括的歯科診療は、お口を一つの臓器と考え、原因を根本から取り除き、正常な口腔機能を維持するための診療形態です。虫歯や歯周病になってしまう原因を突き止め、それを改善することで、そもそも歯科疾患にかからないお口を作っていくのです。
こうすることで、今後虫歯や歯周病に悩まされることなく、おしゃべりや食事を楽しむことができるようになります。
包括的歯科診療は、人生の楽しみの大きな要素である、食事やコミュニケーションを失わないために、必要なのです。

FLOW 包括的歯科診療の流れ

  1. STEP
    初診

    まずはじっくりとお話をお伺いし、お悩みやご希望についてお聞きします。その後、お口の中の状況を確認し、痛みや不具合がある場合は、その原因を突き止めます。簡易の検査を行うこともあります。

  2. STEP
    応急処置

    必要があれば、応急処置として、一番問題になっている部分に対して処置を行います。この時点では対処療法で対応します。検査を適正に行うためにも、お口を普段の状態に戻す必要があります。

  3. STEP
    治療に対する
    おおまかな方向性の説明

    現状と、予想される今後について、大まかに説明いたします。治療期間や治療方法もこの時点では確定できません。より精密な検査を行い、包括的歯科診療を行っていくかどうかをお伺いします。

  4. STEP
    お口の中の問題点の抽出

    包括的歯科診療に進む場合には、より精密な検査を行います。だ液検査やレントゲン写真の撮影、精密な歯周病検査を行い、口腔内細菌の状況や骨や根の異常、歯周病の重症度などを調べていきます。

  5. STEP
    総合診断・
    治療計画の立案

    検査によって集めた資料を基に、総合的な診断を行います。より良い口腔環境を得るためにどんな手段が必要なのかを歯科医師が考え、治療計画を立案します。さまざまな状況を想定し、いくつかのプランを提示します。

  6. STEP
    診療方針・
    具体的施術内容の説明

    診断の内容や検査の結果を踏まえ、診療方針や必要となる具体的な処置についてお話しします。患者様の未来に関わることですので、しっかりと時間をかけて話し合い、どのような方針でどの治療を選択するかを決めていきます。

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